ノギネン(@noginen_)と申します。
今回はS10で最終47位を取ることができた構築について紹介したいと思います。
この構築はナインさん(@nine_poke784)と相談しながら作成しました。
目次
構築経緯
まずはじめに、ナインさんがS9で使用して強さを実感しており、僕自身も気になっていたブリムオンから構築作成をスタート。
ブリムオンで攻めていくためにはトリックルームが必要ですが、ダイマックスアタッカーのブリムオン自身でトリルを展開するのはあまり好ましくありません。
そこで、高耐久で信頼できるトリル展開役のサマヨールを採用。
ここからは先発のポケモンで削りを入れた後トリルをし、ブリムオンの後発ダイマックスでゲームを終わらせる展開を理想として他の枠を考えていくことにしました。
そこで参考にしたのはKIさん(@Aisia32)が前期に使用されていた並びです。
先発に叩き枠+テラキオンを選出することによって削りを入れられるだけではなく叩きの脅威によって相手のダイマックスも誘発することができ、後発ダイマックスと相性がいいと考えました。場合によってはテラキオンをダイマックスさせることも可能で、柔軟性の高さも期待できると感じました。
叩き枠として運用できるポケモンは色々いますがマニューラを選択し、基本選出が完成しました。
残りの2体ですが、そのうちの1体はセキタンザンに圧力をかけることが可能な連撃ウーラオスを採用。
最後の1体は
トリルを展開する選出
トリルをしない選出
の両方で採用できるポケモンを探していたところ、モロバレルに辿り着きました。
トリルをした場合は多くのポケモンの上からキノコの胞子で眠らせることができ、トリルをしない場合では叩いた後のテラキオンを怒りの粉によって守ることができると考えました。
この並び
でしばらく回していましたが、アイアントやその他の鋼ポケモンに対しての立ち回りがシビアになっていると感じました。特にアイアントに対しては怒りの粉+トリックルームを選択せざるを得ません。
そこで叩き枠のマニューラをエンニュートに変更しました。鋼ポケモンに対する炎技だけではなくこの指とまれを使用してくるピッピやピクシーに対しても有効な打点があります。
個別解説
ウーラオス
176(4)-182(252)-120-*-80-163(252)
トリルをする前の削り役兼トリルが切れたあとのお掃除役。
連撃ウーラオスはアクアジェットを採用していることが多いですが、キノコの胞子やトリル、こちらのトリルを妨害するための挑発に対して有効な挑発を採用しています。
ブリムオン
164(252)-*-116(4)-206(252)-123-30
この構築のエースアタッカー。
このポケモンでダイマックスをすることが最も多いです。基本的にサマヨールでトリルをすることが多いため、トリルではなく守るを採用しています。
テラキオン
167(4)-181(252)-110-*-110-176(252)
トリルをする前の削り役。
基本的にダイマックスすることは少ないですが、テラキオンの通りが非常にいい時はダイマックスをすることがあります。持ち物は水半減のイトケの実を持たせていましたが、最終日付近はミラーやウーラオス(特に一撃の型)を意識してヨプの実に変更しました。
モロバレル
211(172)-*-101(84)-137(252)-110-31
特攻に大きく努力値を割いた個体となっています。
突撃チョッキ持ちでないアシレーヌであればヘドロ爆弾2発で倒すことができます。
はじめは飛行半減のバコウの実を採用していましたが、そもそもウォーグルやファイアローなど飛行技メインのポケモンに対して好んで選出することはなく発動機会が滅多にありませんでした。
そこで氷半減のヤチェの実に変更し、構築単位でキツかったアシレーヌに対抗できるようにしました。相手のアシレーヌのダイマックスターンを消費させつつヘドロ爆弾でブリムオンのダイマックス技の圏内まで削っていく他、ラプラスのキョダイセンリツを耐えてキノコの胞子を入れるなど、ヤチェの実が有効に働く場面が非常に多くありました。
エンニュート
143-*-81(4)-163(252)-80-185(252)
アイアントなどに対しての熱風、叩きを妨害してくるピッピやピクシーに対して有効なヘドロ爆弾と攻撃技が優秀です。炎技はサイドチェンジやこの指とまれを意識して火炎放射ではなく熱風を選択しました。
サマヨール
147(252)-*-183(132)-*-166(124)-27
トリル展開役として信用しているポケモン。
手助けの枠を鬼火にしていましたが、ナインさんから手助けダイバーンでダイマックスしたダダリンを倒すことができると聞いたので手助けに変更しました。
基本選出
基本選出①
先発で削りを入れつつ、ブリムオンで後発ダイマックスする立ち回りを心がけます。
テラキオンの通りが非常にいい時はテラキオンをダイマックスさせます。
基本選出②
テラキオンを選出しづらい時や、ファイアロー+@1で投げられそうな場合に選出します。
ファイアロー@1に対しては猫騙しや交換を駆使してダイマックスターンを枯らしつつトリルを展開、ブリムオンの打開ダイマックスを狙います。
基本選出③
アシレーヌや雨パなどに対してこの選出をすることが多いです。アシレーヌに対してはヘドロ爆弾でダメージを蓄積させながらトリルをします。トリル中はブリムオンで攻めてトリルが切れたらウーラオスで残りのポケモンを倒していきます。
さいごに
S10は最終2桁前半という自分にしてはいい成績を収めることができて嬉しかったです。
今期は前期とは異なってイアルさん(@iaru_poke)に「お前の構築は欠陥構築だ」と罵られることはありませんでした。
一緒に構築を考えてくれたナインさんありがとう。
そしてここまで読んでくださった方々ありがとうございました。