ノギネン(@noginen_)と申します。
今回はS12において最終24位、レート2013を達成した構築について紹介していきたいと思います。当記事では構築の最終形にたどり着くまでの経緯を中心に書きました。
個体の解説や立ち回りなどの詳細はリバティノートの記事をご覧下さい。
目次
構築経緯
S12が始まる前に放送された力・エールさんの配信でFevzi選手が使用していた構築を参考することにしました。
最初に試した並びがこちらです。
トリルアタッカー枠はブリザポスではなくツンデツンデを採用することにしました。トリル下でブリザポスやその対策として採用されそうなコータスの上から攻撃することができます。ツンデツンデは4倍弱点を2つ持っている点がネックとなりますが、カプ・レヒレがツンデツンデの4倍弱点である格闘、地面に対して強く出ることができます。
また、トリル起動役はツンデツンデ方向への地面技をすかすことのできるクレセリアを採用しました。
しばらくこの並びを使用していましたが、気になったことが3点あります。
①トリル展開が不安定
基本的に先発でクレセリアを投げてトリルを展開することが多いですが、ドラパルトやガラルファイヤーなどが先発に出された場合にトリルの展開が非常に不安定になります。
燃え上がる怒りが効果抜群なため、怯んでしまうと取り返しのつかない事になります。
②クレセリアが腐る
クレセリアがトリルを展開したとしてもその後に手持ち無沙汰になってしまうことが多くありました。
手助けを持っているとはいえ、もう片方のポケモンで攻撃し続けなければならない状況は非常に厳しいです。クレセリア自身の火力も期待できません。
③ドラパルトをダイマックスさせない
ツンデツンデをダイマックスさせていることがほとんどであることに気づきました。ドラパルトを先発でダイマックスさせてもジリ貧で負けてしまうこと、後発に置いてもツンデツンデをダイマックスさせる状況が多くありました。
以上の点を踏まえてこの2体より適しているポケモンを探すことにしました。
①②については、クレセリアをポリゴン2に変更することで解決できると考えました。
ポリゴン2なら燃え上がる怒りで怯んでもリカバリーが効きますし、攻撃にも加勢することができます。
③についてはダイマックスせずとも先発やトリルターンを消費したあとに削りを入れられるポケモンを探したところ、悪ウーラオスが挙がりました。
しばらくこの並びで試していましたが、新しい問題点が出てきました。
ダイマックスエースがツンデツンデしかいないため、ツンデツンデを通すのが難しいメタグロスやテッカグヤ、カプ・レヒレなどに対して非常にシビアな立ち回りを強いられることがわかりました。
テッカグヤ、カプ・レヒレに対して電気技が有効で、ロトムへの打点も乏しいメタグロスに対しても強く出ることができます。
ロトムを実際に試してみると、ツンデツンデと相性がいいことはわかりましたが、他の並びがあまりしっくり来なかったので
の4体を残してまた考えることにしました。
カプ・レヒレを外したことによって構築単位できつい格闘タイプに強いポケモンがいなくなったため1体はそれらに強く出られるポケモンを採用したいと考えました。
その枠として格闘タイプに強いだけでなくツンデツンデへの地面技を透かすこともできるトゲキッスを採用しました。
そして、これまでの5体は素早さが高いポケモンがいないため、最後の1体は素早さが高めであること、ダイマックスの有無に関わらず殴れるポケモンを探したところエースバーンが条件に当てはまりました。
個体紹介
トゲキッス
H161(4)-A*-B115-C172(252)-D135-S145(252)
マジカルシャイン-格闘タイプへの打点。
サイドチェンジ-指だと横のポケモンを確実に守れるが、キッス自身が倒れてしまうのがもったいない。サイチェンだと2体とも生き残ることが多く、相手の裏にいるウーラオスなどのためにキッスを温存できる。
まもる-トリルターン稼ぎ、縛り解除などのため。
ロトム
H154(228)-A*-B127-C157(140)-D127-S124(140)
HB
陽気ドラパルトの珠ダイホロウ確定耐え(130〜153)
C
ダイストリームでヒードラン(198-127)確定一発
ハイドロポンプでヒートロトム(156-128)15/16で一発
C+2 10万ボルトでコータス(177-91)を15/16で一発
S
最速60族抜き
ハイドロポンプ-略し方で物議を醸していた時があった。ちなみにドロポン派。
わるだくみ-火力がとても高いわけではないので隙がある時に積みたい。思ったより積むタイミングがあった。
まもる-守りたい。
ガオガエン
H201(244)-A135-B122(92)-C*-D145(172)-S58
HD
C特化カプ・レヒレの濁流最高乱数×2以外耐え、ダイストリーム確定耐え
HB
A特化メタグロスのダイアース/ダイロック確定耐え (166〜196)
A特化バンギラスのA-1ダイロック確定耐え(164〜194)
A特化ドリュウズのA-1ダイアース確定耐え(168〜198)
S
最遅
フレアドライブ-相手削りを入れる。構築単位で苦手なカミツルギに大ダメージ与えられるのはうれしい。
バークアウト-デバフかけたい+居座りたい時に。
すてゼリフ-大体のポケモンの襷はツンデツンデのロックで削れると思ったのとデバフをかけて弱らせたかったので蜻蛉返りではなく捨て台詞を選択。
ねこだまし-安定してトリルしたい時によく使う。
ツンデツンデ
H168(252)-A201(252)-B231-C*-D123(4)-S16
いわなだれ-範囲攻撃つよい。ダイロックで自身の特殊耐久を高められる。
ジャイロボール-素早さ実数値96以上のポケモンには最大威力(150)をたたき出せる。ダイスチルで相手のポケモン倒した時に物理耐久が2段階上がるのが強い。威力130の技で殴りながら鉄壁積んでるようなもん。
ボディプレス-ビーストブーストでBが上がるので馬鹿力より有用。馬鹿力と違って連打もできる。
まもる-持ってないと思われることが結構多かったので強かった。トリルアタッカー自身にトリルを展開させるのが好みではない。
ポリゴン2
H192(252)-A*-B111(4)-C172(252)-D115-S80
トライアタック-思ったより火力が出る。C上がっていたらガオガエンの猫騙し+トライアタックでウーラオスを倒せる。
れいとうビーム-ツンデツンデに出してくるランドロスに刺さる。
トリックルーム-採用理由。
じこさいせい-場持ちさせるため。これで粘ってトリル2週目を狙ったりもする。
エースバーン
H156(4)-A168(252)-B95-C*-D95-S188(252)
かえんボール-ツンデツンデの通りが悪い鋼タイプへの打点。
とびはねる-ダイジェットのソース。
とびひざげり-悪ウーラオスなどへの打点。HPを偶数にしてしまったので膝2回割ったら終わり。
まもる-トリルターンの調整などのため。ツンデツンデと同様に持ってないと思われることが多かったので強かった。
選出
基本選出①
先発:+
後発:+@1
基本選出②
先発:+
後発:+@1
基本選出①、②ともにツンデツンデを通していくプランを理想とする。
対バナコーポリ2ウーラオス
先発:+
後発:+
可能ならツンデツンデを通すが、状況に応じて柔軟に立ち回る。
対バンドリ
先発:+
後発:+
ポリゴン2をクッションにガオガエンを回しながらロトムをダイマックスさせる。
エースバーンがドリュウズの上を取れるように天候を意識して戦う。
対レジエレキ+手助け(クレセリア、サマヨールなど)
先発:+
後発:+@1
レジエレキダイマ+手助けでポリゴン2を倒そうとしてくることが多いのでポリゴン2をダイマックスさせる。
ダイマレジエレキに攻撃を集中して倒し、その後はダイアタックで相手の素早さを下げながら後ろのポケモン(エースバーン、ロトムなど)で殴る。
トリルで切り返された場合でもツンデツンデがいるので戦える。
さいごに
初めてレート2000を超えることができてとても嬉しいです。
最終日の夜に入っていると思っていたバイトのシフトが入っていなかったおかげだと思います。
それを忘れてバイト先まで行ってしまい「なんでお前来た?」みたいな顔をされて恥ずかしい思いをしましたが、レート2000を達成できたのでそんなのはどうでもいいです。
今期は忙しくてポケモンする時間がなさそうですが、上を目指して頑張りたいと思います。
ここまで読んでくださった方ありがとうございました。
何か質問等ありましたらノギネン(@noginen_)までお願いします。